名の由来と江戸時代

風呂で生まれたふろしき

室町時代に大名たちは当時の風呂(蒸し風呂)に入る際、脱いだ着物を家紋付の布で包んでまとめ、入浴後は布の上で身支度をしたことからと伝えられています。家紋を付けたというのは自分のものであるという印でした。

その後、江戸時代の初め、銭湯ができるとそこへ向かう庶民達が入浴グッズを包んで持って行くようになり、武家社会から一般社会へとふろしきが広まりました。

究極のリサイクル社会の江戸時代

最近、「江戸しぐさ」など江戸文化がブームになり、現代の日本人が忘れていたこころを思い出すきっかけとなりました。他にも江戸時代には学ぶべきことがあります。400年もの長い平和な時代、江戸時代はもう既に3R(リデュース、リユース、リサイクル)が行われており、究極のリサイクル社会でした。

こういった背景が、ワンガリ・マータイさんが提唱した「もったいない」のシンボル的な存在にふろしきが位置づけられた所以ではないでしょうか。

日本最古のエコバッグ

ふろしきは特に商売にとって欠かせないものになります。荷物を運ぶためだけでなく、商人たちは、こぞって、屋号や商標などを入れたふろしきをつくり、広告宣伝のツールのひとつになります。商品を包む、ふろしきは日本最古のエコバッグだったのです。

 
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